名前は西園寺 昌美氏。
この方は白光真宏会の創始者、五井昌久市の後継者である。
非政治非宗教のニュートラルな平和活動を推進する目的で設立された国連NGO(World Peace Player Socirty)の代表としても活躍する。
あまり知られていない日本人が、プタペストクラブクラブを率いているアービン・ラズロと肩を並べ執筆活動ができるのはどうしてだろうか?
西園寺さんの著書は英語で書かれたものもある。
私は最近知ったばかりなのだが、プタペストクラブには、芸術家、哲学家、映画監督、俳優なども含まれる。
驚いたことに、この会を主宰する、アービン・ラズロの考えに賛同する人物に、ノーベル平和賞を受賞している3名も含まれているのだ。
この著書の冒頭には、ミハイル・ゴルバチョフ氏も、世界平和に向けてのメッセージを寄せている。
この本ノタイトルは「あなたは世界を変えられる」という壮大なテーマであるが、地球の環境や経済、貧困などさまざまな問題点において、私たち個人が何をすべきかに焦点を絞って、わかりやすく書かれている。
過去に起きた、紛争、食料問題、政治や経済のゆがみの原因をさまざまな視点から分析、これからの未来はわれわれ自身の選択決められると述べてある。
つまり、これからの地球において、われわれがどんな未来を描けるかが重要なのだそうだ。
衰退か成長か、それは我々の思いと行動にかかっているといえる。
競争に勝ちえた者だけが利益を得る現代の経済システムは、古来からの弱肉強食の武力での争いや侵略行為に似ているとも指摘している。
過去の先人は失敗を繰り返しているにすぎないと、かなり一刀両断的な意見も多い。
誰もが世界平和や地球環境を望んでいるににもかかわらず、民族間や宗教戦争が起きるのだろうか?
そんな単純な問いかけに、原因と簡潔に説明してくれる書籍は他にないなではないか?
人類の進化・創造は我々自身にゆだねられ、その責務を認識すべきだとものべている。
これからの地球の未来の姿を設計手法は2つあるのだそうだ。
因果説、果因説がそれだ。
ということは、今までの既成概念や社会的ルールの枠を外すことから始めなければならない。
私が起こす小さな行動は、周りに好きなからず影響を及ぼす。ひいては徐々に世界(周りの人々)に影響を及ぼす。
とすればできる大切なのは、自分と自分の生きる世界を知り俯瞰する力、あるべき世界から落とし込んだひらめきに近い行動ではないかと感じている。
我々は確かに、歴史をひも解けば失敗の連続をしていることは間違いない。
新しい世界を作り出すために、立ち上がらなければならない。
書籍 あなたは世界を変えられる
著者 西園寺 昌美 アービン・ラズロ
出版社 河出書房新社
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