世界一の記憶力チャンピオンが、ユダヤ人の歴史的背景や文化伝統などを紹介。
長い歴史において「迫害」という運命にあって彼らを支えたのは「記憶」という知性であった。
20世紀にわたり伝承されているのはわずか5冊。
613に及ぶ掟てや聖典はすべて口述で伝承されている。
今までノーベル賞受賞者の内、45パーセントをユダヤ人が占め、現在、アメリカなどのメディアやエネルギー産業なども押さえ、国際的にもその力を保持している。
想像力という武器駆使し、知性開発できたのは「迫害」という背景があったからに他ならない。
それは生き残るためのハザードで、民族の危機管理は伝統的な学習にも踏襲されている。
トーラーという統合された学習形態は、他に類を見ない。
面白いのはイェシェバの学習の様子。
大声で討論していたり、体をゆすりながら音読する光景は、かなり異質な空間そのものだ。
このユダヤ人の騒がしい教育風景は、日本で見られる静かな授業風景とは待ま逆であるといえる。
彼らは学ぶことは、生きる術を身につけることに等しいようだ。
この書籍、宗教的な用語や固有名詞が出てくるため、読み始めは少し窮屈さを感じる。
だが、読み進めてゆくうちにどんどん、世界最高の教育の秘密に引き込まれてゆく。
ユダヤには写本家という職業が存在するのだそうだ。
その写本家は、記憶に残りやすい表記法を次のように紹介している。
1.文字は美しくかくこと。
2.白の紙に黒の筆記用具を用いること。
また、一対一で教えあう対面学習も紹介。
最後に15項目の正しい頭脳の鍛え方を紹介。
この本、かなりインスパイアされますよ。
それで、ノートはこんな感じにリニューアルしました。
いい本ですコレ!
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