2011年5月7日土曜日

Everyday Genius/Peter Kline


1.加速学習の


ブルガリアの心理療法士は、斬新な学習法を編み出した。

このエブリディ・ジーニアスという書籍の冒頭で、サジェストぺディア 暗示学習のロザノフ博士が、紹介されている。

加速学習の父 ロザノフ博士の名は、はほとんどの学習書に必ずと言っていいほど登場する。

彼が提唱した方法は、学習において理想的で加速度的に学習効率が上がるといわれている。

音楽と一緒に書籍を音読するすると、長期記憶につながるとコンサートセッションは、ロザノフ博士の提唱する、SuperLearningという手法だ。

ヘンデルやバッハ、ベートーベンのある曲を聞くと、その効果があるのだという。

残念ながらロザノフ博士の書籍は、日本語には翻訳されてはいない。

ユニセフのWeb図書館で、その論文を閲覧することができる。


2.人間関係を円滑にするトレーニング


今回、私は書籍「Everyday Genius」のゲームやアクティビティ(トレーニング)について復習した。

トレーニングといっても、学習だけでなく仕事や人間関係において応用できる内容が多い。

シンク・アンド・リッスン”というアクティビティは普段の人間関係において、かなり有益だ。

これはひたすら相手の話を聞くというもの。

人は話を誰かにすることで、自分で考える力がつくといわれている。

誰に話を聞いてもらうと、すっきりする様な体験は誰でもあると思う。

このアクティビティは、聞き手はしゃべってはいけないいうルールがあり、聞き手は言葉を使わず、目を見ることで相手をサポートする。

社内や家庭の人間関係において、ジックリ相手の話を聞くことはできてそうで、意外に難しい。

少なくとも、私はできていない。

一度、これを初対面の方に試したことがある。

わずか5分間だけだったが、相手はこんなにきちんと話を聞いてもらったことはないと、たいそう感激してくれた。

もっともコミュニケーションにおいて、「言葉」はわずか7%しか機能しないとよく言われる。

人間は図解や音声、身振り手振り、自分の表情などを総合的に判断し理解するといわれている。

逆におしゃべりが得意でない人は、お話しする練習をするといいのだそうだ。

相手のことを理解する、自分の考えをうまく表現するには、練習が必要かもしれない。


3.再読と情報の更新


「そうそう、こんなこと書いてあった。」

書籍を再読すれば、誰もが感じる感覚だ。

半年前に読んだ本でさえ、ほとんど何が書いてあったかを忘れてしまう。

人間に記憶はそんなのものなのだ。

しかも自分の都合にいいように、情報が加工されてしまう。

何度も読み返して、されに情報を熟成させる読書法は、いぞがしい現代人にっては難しいかもしれない。

だが、書籍を再読すると、その内容が以前とはかなり印象が違うことに気がつく。

理解>>経験>>振り返り>>またあらためて情報を入力する。

自分自身にも情報の「更新」や確認は必要だと思う。



書籍 天才を生み出す新しい学習法 エブリディ・ジーニアス

著者 ピーター・クライン

出版社 フォレスト出版

価格 1800円+税

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学習計画と実績表

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