書くことってこんなに緻密なことなんですね。この本を読んで私はそう感じた。
私は、Blogを書くときは構成など関係なく、思いつくままに書いているけれど、齋藤先生の書かれる文章は読む人に影響を与えるだけあって、その書籍の構成力は素晴らしい。
以前買った齋藤 孝先生の本が4冊あって、
その中から今日は「原稿用紙10枚を書く力」を読んだ。
原稿用紙といえば、小学校の読書感想文が思い出される。
あまり読む気がしない参考図書はほとんど読む気が起きず、この本はたぶんこんなことを書いているんだろうなぁという推測の読書感想を書いていたと思う。
私は、Blogを書くようになって「ものを書くということが好きだ」ということ気がついた。
しかし書いた内容は意図も構成考えていないから、読まれる方にとっては脈絡のない文章になっているに違いないと、いまさらながら小さな後悔もある。
このBlogというのは、案外心が露呈される。
心の鏡で荒々しい感情や、自己顕示が強い時などは特にそうだともう。
たぶん読み手は、Blogの文字に現れる私の心を無意識に感じ取っているに違いない。
もちろんBlogもいいところはある。どんなことかというと、Blogを書くことで自分の考えなどをまとめたり、自己対話できること。
さて、この書籍だが「書くということを深く掘り下げ、文章力やそれをまとめる下準備の方法」を教えてくれている。
齋藤先生は、本書の中で「書くことは思考力、読書力、表現力を身につけることができる」とおっしゃっている。
文章を書く前は考えて書くといい、その文章を構成する要素の材料の準備もするという。
その準備とは、アイデアをまとめた創作メモだ。
その創作メモは、読んだ本に書かれたコメントが中心になっているという。
先生は書籍に自分の意見を書き込んでいるらしい。
つまり先生は書くことを前提に書籍にマーカーし読んでいることにある。
齋藤先生は、書籍を読むときに著者と対話するように読み、3色ボールペンでマーカーをする。
齋藤先生の3色ボールペンの情報活用は有名で、そのタイトルの本も出されているほどだ。
書かれていることについて、感じた内容を直接本に書き込み、さらに重要度を3色に分け本にマーカーをしているそうだ。
私は色鉛筆が好きで、いろんな色でマーカーする。
先生にいわせれば、このマーカーは色を分けたほうがいいらしい。
というのも、3段階くらいに分けておくと、ノートにまとめることなく頭の中でも中でツリーが出来上がるらしい。
先生は文層を書く際創作メモを書くそうだが、読みながら重要なところや面白いところをチェックする。
書くことが前提で重要なとこるにしるしをするため、書評などを書く際は効率がいいという。
つまり読みながら構成を考えていることになる。
本の著者と対話するということを実践していらっしゃる所が、齋藤先生のすばらしいとこだ。
つまり何が書いてあるかということだけを読む込むのではなく、先生自身の経験や価値観を著者の文章にぶつけながら読みこんでいることになる。
ということは、齋藤先生は書面上で著者と議論を戦わせているということになる。
これは、知的格闘技というところだろうか?
書籍にマーカーで書き込みというと、抵抗がある方が多いかもしれない。
本に直接書かないのは汚したくない、下取りできなくなるなどの理由だ。
実際に私も当初は、本に書き込みを入れたり、マーカーをすることにかなり抵抗があった。
この書籍に書き込みやマーカーをすることは、実は非常にメリットがある。
書籍は一回読んだだけなら、私から言わせると「非常にもったいない。」とおもう。
そもそも本を読んだ理由は、読者がスキルを身につけることだったり、著者の考えに触れたいということなどがあったはずだ。
私の場合、書籍を一回読んだだけでは意味がない、と感じ始めていて、気にいった書籍は見返す。
その時に前に読んだときに記した、マーカーが生きてくる。
著者は何がいいたいか、ポイントは何だということがそのマーカーによって目に飛び込んでくる。
人は繰り返すことで記憶にとどめ、実際に行動に向かうという。
だから、身につけたいことは繰り返し見たり書いたりした方がいい。
仮にこの仮説が真実であるとすれば、以前読んだ書籍は絶対に復習したほうがいいに決まっている。
それも大切な所にマーカをしておくことは時間の節約にもなる。
ざっとその箇所をチェックするのにそれほど時間もかかない。
*書籍をすてること。
ちなみに書籍の下取りはほとんどしない。
捨てるか、ごくたまにまとめてBook Offに持ち込むくらいだ。
*人生の宝である100冊の本
蔵書は多い少ないは別にして、100冊あれば十分でだ。私は宝ともいうべき100冊に会うために書籍を探しているわけだ。
時として人生を劇的に変えるような、価値の高い書籍に出会うことがある。
これも復習と関係するが、書籍に書いてあるノウハウやスキルは、絶対にやっておくべきだと思う。
つまり自分で思考する。経験することが大切で、仮に能動的な読書ができていない場合、テレビやすポーツ観戦となんら変わらないからだ。
*書籍に対する姿勢
もう少し深く復習を洞察すると、このような理由があるのではないかとも感じている。
それはどんなことかというと、セレクトリィーディングという罠がある。
読んだ内容で自分がいいと思うことや、やったことがあることだけを選んで読み進めるケースがある。
これは私自身も気をつけたいと感じていることなのだが、自分自身が聞いたことがる知っているということを読めば、つい慢心し凄い人物になった気になってしまう。
仮に自分自身が変化を望んでいない場合、知識や情報は凝り固まった自分の鎧になるてしまうという危険さえある。
起きる出来事は刻々と変わり、特に人間関係においてはこれが正解ということがない。
だから出来事を振り返り内省し、どんなことがよかったか?も思考すれば状況は変わるかもしれないとか?そんな自問自答をすべきで、そのヒントになるのが読書という神聖な教室ではないかとさえ感じるようになった。
読み手の姿勢はとても大切で、謙虚さや教えてほしいという読者の姿勢は何よりも大事なことでhないかと最近感じている。
つまり、復習と姿勢は誇り高き知的探求者にとっては欠かせない条件ではないかと感じているし、いつもそうありたいと思う。
それから私の疑問・・・。
齋藤先生先生の本は、わかりやすく書かれているが、それはどうしてかと考えてみた。
先生の書かれる書籍の章の数はあまり多くなく、だいたい5章が中心で、この本はなんと3章にまとめてある。
一般的に考えれば、章の構成が短いとおもう。
それには理由があった。
先生は本を読むときも、何かをまとめる時も「3つの法則」に従って行うという。
私は書籍を読むときこれも読みたいあれも読みたいと、ついつい欲張ってしまいがちだ。
この3つの法則を使うと、著者の意図や自分のいいたいことがまとまり、いいのだという。
つまり、先生は書籍を構築す場合、何がいいたいかを3つに絞り込んで、文章を構築していることが分かる。
つまりこの3つの法則は、論点を絞り丁寧にまとめられていることになる。
この本でどんなことが身につくのか?
この書籍は、長い文章を構成を考えて書きあげることのスキルを身につけられるヒントが網羅されている。
先生の文章を書くヒントをもとに訓練をすれば、きちんとしら論理的なかつ魂のこもった文章をかけるかもしれないと感じた。
先生は書くことは「思考力、読書力、表現力を身につけることができる。」というが、これはどうやら本当らしい。
確かに紙に自分のアイデアやるべきことを落とすことができれば、脳は回転し出し活性化するように思う。
この本は、自分のスキルアップにはかなり役立つ内容が網羅されている感じる書籍でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿