勉強法の本>巷にごまんとあるけれど、なかなかしっくりくるものがなかった。
速読、音読、記憶術。
それぞれにいいところはあるが、全体には統合されていない。
勉強は理解してなおかつ、学んだ内容を覚えていなければ実力が付いたとは言えない。
さらに、説明だけでなく、なまんだ内容をもとに文章やディテイションができるのがいい。
学んだ内容を何度も咀嚼し、自分の知識としてそれを統合する。
ユダヤ人は、排他的なト-ラーといわれる聖典があるため、長い歴史の中で迫害を受けてきた。
彼らは幾度となく、財産や社会的地位をはく奪されてきた。
そういう理由から知的武装は、危険から自分を守る唯一の鎧となった。
勉強熱心なユダヤ民族は、多くのノーベル賞や影響力のある地位を席巻。
世界中にその力を誇示している。
この本の著者は、このユダヤ速習法を実践。
独学で学び論文が認められ、大学の教授の先生となった。
本書で紹介される確実で地道な学習法は、かなり納得のいく内容である。
音読、ノート、記憶法などを駆使し、確実に知的武装できる学習法が簡潔に紹介されている。
同じ内容をどれだけ飽きずに確認できるかが、たくさんの情報を維持できる秘訣らしい。
覚えて>忘れ>また覚えなおす。
忘れることを気にせず、また果敢に勉強に取り組む。
声だし、書きだし、思い出し>これを丹念に行う。
ノートは仮置き場。書いた内容はQ Aノートで確実に暗記してゆく。
こういった寺子屋式の学習法を知ると>
実力や才能は全く関係がないことがよくわかります。
彼らの謙虚に学ぶ姿勢は、素晴らしいと思います。
書籍名 「ユダヤ人に学ぶ 速学術」
著者 濵野 成秋先生
出版社 グラフ社
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