2011年2月1日火曜日

ピータークライン先生って、どんな人?

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こんな先生が教室に入るってきたら、もっと勉強が好きになるのではないか?

この本を読むと、そんな感想を抱かざる得ない。

教室で一人あるきする生徒。先生に取っては困った問題だ。その生徒には自由な発想や創造性を伸ばしつつ、規律やルールを教え込む必要がある。

だが教室で学ぶということは、歴史の長さから考えると、短い期間なのだ。

われわれ祖先は山を駆け巡り鳥のさえずりや天候から、多くのことを学んでいった。

筆者のピータークラインは、穏やか声とにこやかな表情で私に話しかけてくるようだ。

この本は学習について書かれたものだ。最新の学習法やその教育法について書かれている。

面白いのは、環境を整える先生や親の姿勢も重要だと話す。

天才は、晩さんの会話の中から培われるといわれる。

子供が親に、「今日こんなことがあったんだ。」。子どもは目を輝かせ、興奮と発見の喜びを親に伝えようとする。

あったことを誰かに話すことは、記憶をよみがえらせる効果もある。

話を聞いてもらえる、受け入れてもらえていると子供が感じれば、子供を穏やかで安定した心の状態にすることができる。

学習効果を上げるには、愛情や雰囲気が大切だと、ピータークライン先生はこの本の中で書いている。

子供が話そうとすることを、聞き取ることができればいいのだ。

頼まれもしないのに、コメントやアドバイスはナンセンスだ。

聞き手に徹することは難しいが、興味を持って聞くことは子供の情操を伸ばすことにつながる。

また、著書「エブリディ・ジーニアス」では、アクティビティというワークショップやゲームを提案している。

会話の中で不満の出ることは非生産性的であり、聞き手のエネルギーも奪う。

潜在意識は主語のない世界だから、それを話した人間は不満な出来事が起きる可能性が高くなる、

言葉は自己説得の重要な要素で、一番多く発する言葉に支配されてしまうという理論もある。

そこでピーター先生は「No不満デー」という取り決めを、家庭で提案はどうかと書いている。

不満の言葉を発した人に罰金を科すというもので、金額は10円でもかまわない。

沿い言った取り決めをすれば、考えて言葉を話すようになるのだそうだ。

斬新なアクティビティは「お互いを褒めあうゲーム」などもあり、世界中家庭で取り上げられている。

この遊びのようなアクティビティは、経営者幹部も真剣に実践している方法だ。

社風や職場はリラックスした雰囲気であふれアイデアが泉のように飛びだす。

毎日を、ネバならぬという名目でなく、どうしたら快適に過ごせるかを、事例を挙げわかりやすく教えてくれている。


タイトル 「天才」を生み出す新しい学習法 エブリディ・ジーニアス

著者 ピーター・クライン

出版社 フォレスト出版

1800円+税

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学習計画と実績表

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