著者 ウィン・ウェンガー&リチャード・ポー
出版社 きこ書房
定価 1800 円
第13章 「絶対音感」
心の境界線というものがある。心理学者のシグムント・フロイトは、初めて”自我境界線”という言葉を提唱しした。
私は心の境界線て何だろうと、疑問に思っていた。
これは簡単に言うと、親が子どもに対してしつこくしつけをする事柄に関連する。
「こうしなさい、ああしなさい」といえば言うほど、子供の心の境界線は厚くなる傾向がある。
それが激しく繰り返されると、親のいうことであっても、その言葉に対して脳は無視をするようになってしまう。
心のなかでアイデアが生まれても、自分で即座にできない理由を述べ、アイデアが心の中でもみ消されてしまう。
脳に中ではアイデアや創造が生まれているのだが、それが知覚できない>>これがこころの境界線や抑圧ということなのだろうか?
仮にこれが事実だとすれば、「可能だ」という情報が頭の中にあっても、即座に経験や情況を並べ可能性の芽を摘んでしまう。
これは、先入観や固定観念ともいわれるもので、誰もは持つ感情である。だが、ひとたび物事にレッテルをはり、否定的感情で自分を縛りつけることになならないだろうかと、心配してしまう。
仮にこれが事実だとすれば、「可能だ」という情報が頭の中にあっても、即座に経験や情況を並べ可能性の芽を摘んでしまう。
これは、先入観や固定観念ともいわれるもので、誰もは持つ感情である。だが、ひとたび物事にレッテルをはり、否定的感情で自分を縛りつけることになならないだろうかと、心配してしまう。
要するに言葉を言葉して認識できないことになり、これが改善できなければ、鎖をつながれた状態で、人生を歩まなければならない。
仮説は立てるが、誰も検証しないことは問題解決さえ行えないのはどうしてかと思う。
仮説は立てるが、誰も検証しないことは問題解決さえ行えないのはどうしてかと思う。
このような事をすべてひっくりめれば、思考の生活習慣病ということばですませられるが、その根はかなり深い。
つまり心を解放できず、心に境界線ができてしまう原因は、教育や歴史もしくは家庭環境によるものが多いとおもう。
目には見えない負の連鎖だ。考えと行動には深い溝がありそうだ。
心の境界線について読み進めながら、”私にも心当たりがある”と感じた。
これが厚くなれば、社会には適合できるが感受性や創造性は欠落するのだという。
だが学習においてこの境界線が厚いとアイデアを吸収したり、創造性が抑圧されるのだという。いわゆる、”心の声にふたをするの”がそれだ。
つまり心の境界線は学習おいても弊害がおきるおそれがあるということだ。
心のバリア(境界線)がある場合、おそらくこの状態で学習しても、集中できず成果を上げることは厳しいと思う。
「記憶の果て」ではこの”心の堤防のようなもの”、もしくは”精神的バリア”を取り去り自由にコントロールできる方法を提案している。
それがフリーノーティングやイメージストリーミングだ。
さらに心の境界線を開放するのには音楽というものが欠かせない。
そもそも加速学習や暗示学習は音楽を取り入れた方法があり、昔から行われていたスタンダードな方法だ。
この音楽を取り入れた学習は、ロシアのロザノフ、アメリカでは催眠学習で有名な、ミルトンエリクソンや、リンクパーによって行われていた。
彼らはバロック音楽など1分間に60ビートのゆったりした音楽を聴きながら、外国語の学習をすると、24%の成果が上がることを発見した。
クラッシックで有名なモーツアルトの楽曲はいずれも高周波で脳の中のカタツムリの部分を振動させる、
そのカタツムリの器官には、体液があり音楽の振動によって脳が充電される。これはアルフレッドトマティスの研究成果だ。
つまり音楽というものが、無意識のレベルで学習する意欲を高めてくれるわけだ。
読書や学習において気が進まないと感じたなら、やる気になる「いい方法」がある。
深呼吸しリラックスしながら、バッハやモーツアルトなどの曲をきく>>そうすれば、脳波はアルファー波になり意欲もわきだすわけだ。
ただ訓練は必要だ。自分の慣れ親しんだ学習法を見直し、場合によるってはそれを否定ししなければならない。
だからリラックスしていない状態で音読など単純な学習おこなってもで、5分と読めないのはこのような心の境界線の理由による。
本を音読しようとする、はじめは1~2分続のだが、心の声が聞こえてきて中断される。これは既存の考えがわきあがってきて、自分の意思が抑圧される。
自分で自分に命令することほど難しことはないのだ。
また思ったこと、思いついたことを大きな声で人に話したり、レコーダーに録音することをイメージストリーミングという。
この訓練によるってその心の境界線は解き放たれ、自己開放が可能となる。
アインシュタインは研究に行き詰まると、子どものころからやっていたバイオリンをかき鳴らしていたという。
そうすることによって心を落ち着かせ、潜在意識からのアイデアを引き出したといわれている。
普段生活に声に出してみる訓練、そして音楽に慣れ親しむことが大切のようだ。
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