1.「i Konw?」て何???
ソーシャルネットワークサービスに、i Know!というのがある。
i Knowは英語学習のSNSだ。
この情報はBook Offで購入した「最強の記憶術」という書籍で、その存在を知った。
i Konw!では記憶のメカニズムを、徹底分析しそれに即した学習プログラムを組んでいる。
「最近、物忘れがひどくって・・・」という事をよく聞くが、すべての人に当てはまる。
「忘れることは学習においても普通のことだ」と、この著書では述べている。
それを読んで、私は安心した。
「なんだ、私だけものおぼえがわるいわけではないんだ。」
2.記憶のメカニズム
妙に納得したのは、情報の門番「海馬」についての記述だ。
脳にある「海馬」は知っているかどうか前頭葉に問い合わせる。もし知らない情報なら前頭葉の指令でこ、側頭葉に保持される。
前頭葉は情報の司令塔だ。サッカーでいえば、ミッドフィールドにあたる。
側頭葉は記憶を長くとどめるところなのだそうだ。
ただ厄介なのは、一度その情報が入ると海馬は前頭葉と相談して記憶が遮断される。
前頭葉は「そんなの知ってるよ」と、情報を跳ね返してしまう。
では記憶を確かなものにするのはどうすればいいか?
その情報が忘れかけてきたタイミングで、もう一度海馬を通じて前頭葉に問い合わせされれば、長期記憶の貯蔵庫である側頭葉に保持される。
記憶のメカニズムをしり、その働きが分かるとi Konw!のセレゴ・メソッドも非常に説得力がある。
記憶については「エビングハウス」の忘却曲線が有名だ。
彼が被験者となり、記憶の実験が行われた。その結果は1週間で学習した内容の80%が、忘れられていたという。
3.記憶には4段階ある。
1.ファミリア 中学のあいつ、名前なんだったけ~という状態。(あやふや)
2.リコグニション 選択肢が与えられれば、答えられる状態。(見分けられる)
3.リコール 思い出せる。(再生する)
4.オートマティシー 頭に自動的に浮かんでくる。(条件反射的の思い出せる)
学習した内容を、どれだけ理解し憶えているかを客観的に把握する必要がある。
4.強い記憶の作り方。
記憶を確かなものにするのに、2つのキーワード「分散学習」「メタ記憶」がポイントとなる。
「自分の記憶は自分にはわからない」。そのために、英語学習のSNS "i Know!"「分散学習」個人のスケジュールを組むことができる。
「メタ記憶」は、記憶をモニタリング(監視)とコントロール(修正)のよって、あやふやな記憶(ミスジャッジ)を防げるとしている。
i Konw!の”モニタリング”は、「学習の進捗状況を把握」し、”コントロール”は「何をどんなタイミングで学習すべきか」を緻密なプログラミングによって知ることができる。
書籍 「最強の記憶術最強」
著者 アンドリュー・スミスルイス エリック・ヤング共著
出版社 日経BP社
定価 1400円+税
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