2011年6月6日月曜日

劣等感を変換してくれる音楽。

 
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同質の原理

自分の感情と仲良くする。

これは生産性を上げたり、やる気のスイッチを入れるには欠かせない。

部屋の換気をするように、人の感情は一瞬に変えることができる。

私は以前、嫌悪感や劣等感にさいなまれ、どうして物事がうまく進めることができないのだろうかと思い悩むことも多かった。

同じ時間を過ごすなら、落ちついて心地いい気分で過ごしたいものだ。

未来に何かを起こそうとした場合、現在と過去に知覚した情報は変化し幻影をつくる。

この記憶のすり替えは、新しいことを始めようとするときの大きな障壁となる。

人間は過去に体験したことによる適正化で、次第にチャレンジをしなくなるそうだ。

つまり失敗を経験ととらえず、短期的な答えを自分で勝手に導き出してしまう。

これを創造的回避と苫米地先生は言う。

やる気がないわけではなく、これは人間の正常な思考の働きによるものだ。

多くの人は変化を好まない。現状維持が好きなのだ。

だが時代は、刻一刻と変化する。

好むと好まざるとにかかわらず、時代のに変化に合わせ進化できなければ、競争の世界で取りのこされてしまう。

一件、簡単そうに思えるTo-Do Listの情報さえ、脳はフィルターを作りその情報は時間とともに消去される。

また、負のスパイラルは自分から自信を失わせ、やがて焦りと不満の感情は誰かに向けられるようになる。

心の中でつぶや気始める他人の問題点や要求は、自己の心の投影に他ならない。

そういう時は、自分自身を好意的に思えない場合が多い。

心の声や、自分は何を感じてるっているかを観察することは、自己のコントロールにおいて必要なことなのではないだろうか?

自分の感情を知り、それを改善させてゆくには様々な技術がある。

呼吸法、ヨガ、瞑想法、イメージトレーニング、暗示学習、NLPなどその脱出法はさまざまである。

私は自分の調子がちょっと違うな~とおもうと、音読をしたり、ヨガをしたりしてのの気分転換を図る。

要するに私たちは積極的に物事に取り組むことができればいいわけだ。

その中でも音楽は、私たちの気分を劇的に変える効果がある。

現代社会は、さまざまなストレスが蔓延し、精神的に不安定な状態に陥るケースが多い。

考えと行動には大きな溝があるというのは、真実かもしれない。

近代ヨーロッパにおいてクラッシックの音楽は、その気分を変えるための物と位置ずけられてきた。

自分の感情に近い音楽を選び、その気分を感じ取り昇華させる。

嫌なことをキチンと認識して、その問題点に客観的な意見を見い出すことができれば、その感情は少しだけ軽減される。

つまり自分自身で、問題点について分析し、方向性を見いださなければならない。

問題点を先送りすればするほど、事態は悪化し頭の中は不平や不満で占められることになる。

心の浄化や気分転換は、現代人において必須のスキルとなりつつある。

音楽はこのような意識的な思考法と違い、無意識に自分自身の心の状態をととのえてくれる。

たとえば劣等感を感じていれば、その感情に近いチャイコフスキーの「悲壮」第一楽章の曲を聞くといいそうだ。

自分の感情に近い音楽を聴くことを、同質の原理という。これは自律訓練法のはじめのステップだ。

もし不安を感じるようなときには、ショパンの「スケルツオ 第一番」という曲を聞く。

このようにその時の自分の感情にあった曲を選択する。

気持ちの整理をすることができれば、穏やかな気分で物事に対処できる。

また、集中度合いをたかめるクラッシック音楽も存在するそうだ。



書籍 クラッシックにおける ラクラク能力開発法

著者 渡辺 茂夫

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