タイトル 「ザ・シークレットを超えて」
著者 ブレンダー・バナービー
出版社 徳間書店
価格 1600円
一世を風靡した「ザ・シークレット」ロンダ・バーンの著書。これは古代から存在した哲学でメンタリズムや唯心論によるものだ。
この哲学は古代のマスターたちの知恵を現代に蘇らせた、ウォレスト・ワトルズが1910年に発表した「富を引き寄せる科学的方法」により、西洋にはじめて紹介された。
この潮流をにニューソートという。「ザ・シークレット」の中にもその奥義を実現させた賢人が紹介されている。
「引き寄せの法則」は非常にデリケートで、実際に可能かどうかについては個人差があるようだ。
それはなぜかというと、ビジュアリゼーションや呼吸法などヨガをキチンと理解しなければならないこと。
おそらく「引き寄せの法則について」の背景や概念学び、実際に可能かどうかを、自分自身の実践で経験してゆくしかないと思う。
それから、自分のメンターを見つけその差を埋めるにはどのようにしたらいいかということを教わらなければならない。
メンターの客観的意見は、偏りがちな自己の内面を含め自己改革の重要な要素となるからだ。
本書「ザ・シークレットを超えて」は、一見ロンダ・バーン「ザ・シークレット」の二番煎じと思われがちだが、「じゃどうしたらいいの?」という読者の問いかけに具体的で簡潔なトレーニングを紹介してくれている。
本書の構成
1.ニューソートの流れを汲む、ジェームスアレンウイリアム・W・アトキンスなどの書籍から共通する内容を抽出し、「引き寄せの法則」の概念について幅広い意見を取り上げている。
もし仮にニューソートという原理が抽象的で現実味がない教義であるとするなら、100年以上読み継がれることはないと、わたしは考えている。
2.ニューソートの概念の歴史
3.ヨガの手法を取り入れたトレーニング
瞑想や呼吸法など、リラックスと集中できるマインド作り
4.視覚化(ビジュアライリゼーション)
ベーダー経典のマスターなどによるシンプルで取り組みやすいヨガの流れが紹介されている。
例えば、心構え>アロマオイルやマントラなどの、瞑想を高める道具>など、環境を整えるとが重要。
ビジュアライゼーションの概念。
一つ目は人生において健康や精神や人間関係、家族など豊かさを満たす目標設定と、自分自身の行動や心の動きの記録の方法がかかれている。
これを書き記すことで、自己の個人的な成長を促せると本書では説明している。
2つ目は、経済的豊かさを実現するビジュアライゼーション。
このスピリチュアル(精神的)な豊かさはと物質的豊かさは、満ち足りた生活を実現するために必要で、もし借りにそれが手に入り、苦悩や憂鬱、恐怖から開放されることが可能なのであれば、それは素晴らしいことだと言える。
5.哲学と宗教
いかに生きればいいか?時代の流れに翻弄され、人々は思い悩み救いを求めた。文明は私たちの価値観を大きく変え、社会は混沌としている。
そにためには心を落ち着け、信念を抱いて毎日を生抜かねばならない。
最終章は、引き寄せの法則に影響を与えたヒンズー教や仏教について、由来や歴史について書かれている。
また、宇宙にはエネルギーが存在し、レイキや動物磁気はメンタリズムの科学者の研究の対象となっている。EQについても触れている。
実際にアメリカの企業も、インドを訪れその哲学を学ぶ時代なのだそうで、第3、4章だけでもしっかり読み実践したいと思う。
今回はざっと読んだだけなので、時々、1章毎にニューソートについて理解を深めてみたいと思う。
Posted by Masayuki Ohashi.\(^o^)/
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