2012年2月6日月曜日

こうすれば組織は変えられる!10Steps .


ピーター・クライン先生って、こんな人なんだ~。

私は以前、先生の著書「エブリディ・ジニアース」を読んだことがあるが、「こんな素敵な先生がいたら、どんなに勉強が楽しいものになっていた。」と感じさせてくれる内容だった。

加速学習やNLPなどさまざまな手法を取り入れた、先生の統合学習はさまざまな教育機関に大きな影響を与えてといわれている。

ピーター先生の活躍の場は教育の分野だけかと思っていたら、実はそうではないらしい。

この書籍のコンセプトの「学習する組織」はフォーチュン500の超一流企業が取り入れ、成果を上げている。

既存のトップダウンの経営や管理職の教育が、古いモデルになってしまったということなのだろうか?

この本「こうすれば組織は変えられる」10SETPは、バーナード・サンダース先生との共著で、最強の企業学習書が完成したことになる。

この書、日本ではファシリテーターという職業は、あまりなじみがないが、企業においてを個人と組織を結びつける彼らの手引書にもなっている。

また、個人と組織のリソース(資源)をみつけ、「考える」ということを安心して発表できる企業文化が前提であると、著書では述べている。

今までのトップダウンの経営手法は影をひそめつつある。活性化された組織は、フラットな位置での意見交換が許され社員は問題を提起し、アイデアを出し、自分たちで仕事を作る始める。

一方、既存の組織で何かを発言することは、社員にとっては非常にリスキーで仮に否定的な上司がいれば、会議は沈黙が義務付けられた形式だけのものになってしまう。

さみしいことたが、いまだに上司の機嫌を取り昇進している人材は、企業の体質を弱体化させることにつながる。

つまり企業にとって理念や使命ということが、経営の大前提にある。

もちろん利益は大切だが、それは目的ではなく、企業永続の条件であるという。


大企業病という言葉ができてひさしいが、イノベーションは組織全体の仕組みが問われている気がする。

この本で変革を迫られている現代において、最優先されるべき事項は、トップが変わり、個人も組織も学んでいける環境作り、つまり会社の風土や文化が大事だと感じた。

巻末には68項目にも及ぶ「学習する組織アセスメント」の付録が付いており、かなり価値の高い項目が並んでいる。

常に企業に求められるのは、資本力でも派手な宣伝でもない。

企業の底力はチーム・ビルディングと個人のスキルアップという「学習する組織」という新しい価値観の創造だった。

ドラッカーより分かりやすい??

まだ、本読みはしていませんが、概略はこのような感じです。



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学習計画と実績表

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