著者ポール・R・シーリィは加速学習の専門家、ピータークライン先生のセミナーに参加した。
彼はクライン先生に相談を持ちかけた。
「リーディングの力を飛躍的に伸ばす方法を開発したいんだ。」そう話すと、クライン先生はある情報をポールに伝えた。
ピーター先生のクライアントであるDS・アメリカンエキスプレス社が速読法を応用した加速学習法を求めているので、その開発をやってみないかとポールに提案した。
そんな経緯があり、サブリミナル効果や脳の情報処理について基礎調査が始まった。
その際に加速学習、速読法、神経言語プログラミング(NLP)や人材開発の最先端の知識を応用し、PhotoReading WholeMind Sytemは産声を上げた。
加速学習の権威との出会いや、様々な研究者に協力をもとめ、ポール・R・シーリィは、人間の能力を最大限に引き出す方法を網だした。
「人間には無限の可能性があるという」が、それはどういったことで、どんな風にしたら手に入れることができるのか?
書籍を1秒ごとにページをめくり潜在意識にダウンロードするなど、可能なのだろうか?
そんな素朴な疑問が私の心に浮かんだ。
速くしかも記憶に残りやすい速読法?
もしそれが本当だったらうれしい。私は興味本位でこの本と格闘した。
やり始めPhotoReadingをはじめると、意識が朦朧として今までに感じたことのない眠気に襲われた。
もうそんなこともなくなったが実は、意識上眠い状態は脳波が低く、情報を写しとるには最適ではないか?とさえ思える。
準備段階の文書を読む理想的な状態は、深呼吸をしながらアファーメーションを心の中で唱える。
この読書法は視線を合わせないフォトフォーカスという目の使い方をする。
活字を目で追わない読書法??大丈夫なの?
まずこれを信じることが最優先だ。
そのために書籍をPhotoReadingする際はリラックスし、読む目的や自己説得のためにアファーメーションを行うわけだ。
そのあと、フォトリーディングに入り、活性化を行う。
活性化は意識上で、アウトプットやインプットした情報を思い出すために行う。
最後は仕上げ読みである、高速リーディングにはいる。
これを手順どうりに行うことができれば、もっと知りたい、これはどんなことなんだろうと好奇心が湧き出す。
今まで読んだ本を何度か復習することで、その情報は知識から認識にかわる。
知っていると認識はまったく別で、仮に復習しなければ記憶はあいまいなものとなり、その情報は別のものに変化してしまう。
変化と言いうよりも、蒸発という表現のほうが適切かもしれない。
学習や勉強はやらなければいけないものという概念はこのPhotoReadingで打ち破られ、学ぶ意欲のスイッチは簡単に操作できる感覚だ。
私だけどんどん読みすすめていいのだろうかと感じつつ、このスキルを磨くべく、日夜合間を見つけては勉学にいそしむ。
学ぶということは、本来楽しいものなのかもしれない。
書籍 あなたもいままでの10倍速く本が読める
著者 ポール・R・シーリィ
出版社 フォレスト出版
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